オーストラリアでは、子どもの誕生日会は盛大にやる家庭が多いです。
週末がずっと誕生日パーティーでつぶれてしまうこともあります。
親子留学中、1年間では数回の誕生日会に招待されました。自分の子ども2人の誕生日会もそれぞれ開きました。
子どもがいると避けては通れない行事です。ここではオーストラリアでの様々な誕生日会について紹介します。
招待状
学校や保育園のお友達から子どもに招待状を渡されることがあります。親は、子どものカバンを開けて、招待状をみて、びっくりすることもあります。
その場合は、たいてい親同士が知らないことが多いので、出席するか迷うところです。
招待状に書かれている日にち、場所を確認して、準備の都合があるので参加/不参加の返事を必ず期限までにするようにしましょう。

親子留学中、3歳の娘のカバンに招待状が入っていてびっくりしました。
マクドナルドで開かれたパーティですが、親同士はほとんどしゃべれないで、黙って静観していました。
誕生日プレゼント

親同士が仲が良ければ、どんなものが好きか、あらかじめ尋ねておくとプレゼント選びに時間がかかりません。
しかし、親同士が全くつながりがない場合は、子どもに直接欲しいものを聞いてもらうか、自分の子どもが喜びそうなものを20ドル~30ドルくらいで選びます。
プレゼントは、パーティー会場で一か所に集められて、【プレゼントを開ける時間】に一斉に開けます。
そのため、誰がどのプレゼント渡したのか、よくわからなくなることもあります。
パーティバック
帰りに渡される日本で言う【お返し】に当たると思います。
それほど立派なものではなく、キャンティーなどのお菓子や、小さなおもちゃが入っています。
パーティーバック用のキャラクターのついた小さいビニールバックは、どこにでも10枚入りくらいで売っています。
【お返し】に手作りの小さなプレゼントを用意しているまめなお母さんも時々見かけます。
バースデーパーティー会場
一般的に、開かれているパーティは以下の会場です
- 公園
- 家
- ファーストフード
- インドアプレイセンター
- ビーチ
- アミューズメントパーク
- ボーリング場
- アイススケート場
- アクティビティ施設
自宅、公園、ビーチでのパーティは家族も一緒に参加することが多いです。特に子どもが小さい場合は、親が子どもたちをそばで見守ります。
年齢が上げるにつれて、子どもだけで参加することが多くなります。
主役の子どもの年齢が低い場合は、親戚や近所の人、親の友達関係の方が多いこともあります。子どもの誕生日会と、親の飲み会を兼ねてしまうケースもあり、その場合は食事は持ち寄りになることがい多いので、何か1品を持って行ったほうが良いでしょう。
見ず知らずの親同士が仲良くなるなど、新しい友達を作るチャンスでもあります。
パーク(公園)パーティー
子どもが遊べるように大きな遊具のある公園で開かれることが多いです。
招待する親は、朝早くからテントを張ったりテーブルをセットし飾りつけをしたりたりと大忙しです。
食事は、【フィンガーフード】と呼ばれる手でつまんで食べられるものが多いですが、そのほか、カップケーキ、フルーツ、サンドイッチなどいろいろな食べ物が用意されます。
飲み物もすべて招待した側が用意します。
大きなパーティで親しい間柄なら、家族で参加することが多いため、飲み物か食べるもの1品持っていく場合もあります。
家(ホームパーティ)
たいてい、自宅のお庭で開かれます。オーストラリアでは、自宅にプールがある家庭も多いので、水着やタオルを持参するように言われることもあります。子どもが小さい場合は、親同士が友達でなくても、家に入ってパーティーに参加します。子どもがだいたい8歳以上ならば、親が招待されていなければ、送迎だけでパーティに参加しないで大丈夫です。

自宅のパーティーはピンキリです。お友達数人のパーティから、両親、兄弟姉妹みんなを招待する100人規模の盛大なパーティなどいろいろです。
パーティを主催する側は、自宅に招待するだけでは物足りなく、子どもの年齢が上がってくると退屈するので、楽しめるような企画をする必要があるようです。
☆移動動物園(アヒルやウサギ、ヤギなどをおとなしい動物を自宅に連れてきて動物園にする。庭に柵を作り、職員監視のもと、子どもたちが触ったり、抱っこしたりできるようにする)
☆プロフェッショナルのファイスペイント(顔にリクエストに応じていろいろな絵をかいてもう)
☆ジャンピングキャッスル(空気をいれて膨らます大型遊具)
☆ポニーライド(仔馬の背中にのせてもらって、ぐるっと一回りする)



ファーストフード
たいていファーストフードには、子どもが遊べる遊具とそばにパーティルームが併設されています。
そのパーティールームで招待された子どもたちだけのパーティになります。
親はそばで座ったり立ったりして見守っています。招待された子ども以外は、基本的に飲み物、食事は、必要なら各々が購入することになります。
ファーストフード店には、パーティープランがあり、食べ物、飲みもの、パーティバックなどがセットになっています。1~2時間程度で終了します。
インドアプレイセンターパーティ
子どもが大型の遊具やボールプール遊ぶ室内の有料施設です。
ここで開かれるパーティは、招待された子どもの料金しか支払われていないので、連れて行った兄弟姉妹の施設利用料や食事は、それぞれの親が支払うことになります。
小学校低学年くらいの親は同じ会場で、たいていパーティが終わるまで待っています。その間に軽食など提供されることもあります。提供されなければ、飲み物や食べ物は自分で購入することになります。
ビーチパーティ

オーストラリアは、ビーチが多いので、夏は、泳げるようにビーチで誕生日会が開かれることもあります。小学校高学年~ハイスクール生は、子どもだけで参加しています。
子どもが小さいと溺れる可能性もありますので、小さな子どものパーティはビーチはあまり向いていないです。
アミューズメントパークでのパーティ
それほど、頻度は多くないですが、遊園地や動物園に招待される場合もあります。その時は、乗り物乗り放題のパークパスなどがすでに支払われています。
招待する側の支払いがかなり高額になるので、ハイスクールくらいの年齢の子どもが、仲良しのお友達3~4人だけ招待するような小さいパーティーになります。
ボーリング場/スケートリンク/アクティビティ施設でのパーティ

これも、小学校高学年以上のこどものパーティです。子どもだけで参加し、親は送迎だけで済みます。
たいていパーティプランが設定されているので、招待する親は特別に用意する手間が省けるみたいです。子どもたちは、ボーリング/スケートやアクティビティを楽しむことができるので喜びます。
最後に
たまに行くパーティは楽しいですが、毎週、毎週となると疲れてしまします。
パーティーでジャンクフードを食べてジュースをたっぷり飲んでくるのは、親として気になるところですが、この際は割り切って、友達との関係を大切にしてしてきました。
また、誕生日会に行くと、必ず自分の子どもも誕生日会を開いてほしいと言います。小学校の間は、避けれない年間行事になりますね。