留学、移住にかかわらず、子育て中の方にはぜひ知っておいてもらいたいオーストラリア情報です。
また、親子留学では、たいていお母さん(お父さん)と子どもと、ワンオペでオーストラリア生活が始まります。
日本にいるときは、夫婦で支えあって行っていた子育ても、一人でやらなくてはいけなくなります。オーストラリアでは自分の親や日本の友達の助けを求めることはできません。
何もかもが初めてのことで戸惑うことも多いはずです。
あらかじめ情報や知識を入れておくこととで、トラブルを回避しスムーズに新生活が始められると思います。
子ども(12歳以下/QLD)だけで留守番させてはいけない

これは、親子留学でワンオペの場合は緊急事態でも身動きが取れなくなるので注意が必要です。
例えば日本では、一人で留守番できる小学校低学年の子どもが病気で寝ているとき、親が短時間の買い物にさえ出かけられません。
必要なものがあるときはお願いして買ってきてもらうことになります。
兄弟姉妹どちらか、病気で病院にかかる場合は、もう一人の子の子守をお願いするか、一緒に連れて行くという選択になってしまいます。
法律で12歳と年齢に言及しているのは今のところQLDだけのようです。ほかの州では年齢が名言されていないようですが、小さい子どもは留守番させることができないのを覚えておきましょう。
親の留守中に何か事故が起これば、罪に問われる可能性は十分にあります。
日本で子どもを置いて出かけて何日も帰らないで、子どもが餓死してしまった日本のニュースを見ると、子どもを法律で守る必要があると感じますね。
短時間でも子どもを車の中に置き去りにしてはいけない

車の中に子どもが寝ているからと言って、短い時間でも車を離れてはいけません。すぐに通報されてしまうので気を付けてください。
州によって法律が違いますが、投獄や高額な罰金があります。
オーストラリアのガソリンスタンドは、自分で先に給油後、お店の中に入って行って支払いをします。
友達はガソリンスタンドでお金を払いに行くときは、わざわざ双子の赤ちゃんを抱きかかえて払いに行っていたそうです。
最近では、日本のように給油するところで、カードで直接払えるようになってきているので、便利になりました。私は、まだ利用したことはありません。
子どもの学校への送迎が必要

小学校の集団登校などがないので、親が学校に車で送り迎えするのが当たり前です。
私立の学校によってはスクールバスが自宅前まで来てくれることもあります。
仕事で迎えの時間に間に合わない時は、After School Care で有料で預かってもらいます。日本の学童のようなものになりますが、時間が来ても一人で帰るのではなく、親が学校まで迎えに行きます。
オーストラリアは比較的安心安全な国ではありますが、子どもの安全を第一に考えているので、小さい子どもが一人で歩いて帰ることは考えられないです。
食物アレルギー

最近は、小麦アレルギー、ナッツアレルギー、乳製品アレルギーなどの食べ物にアレルギーがある子どもが多いように感じます。
子どもが現地の保育園や学校に行って現地の子と仲良くなると、友達を自分の家に呼びたい!、泊まりに来てもらいたい!と言われることもあります。そんな時に注意していただきたいのが、食物アレルギーです。
アレルギー持ちの子どもの親は、あたり前のように毎回、商品の原材料を見る癖がついています。その習慣のない人には、意外なところに小麦が使われていたり、ナッツが入っていることに気が付かないことがあります。
特に遊びにきた子どもにお菓子を食べさせる場合も要注意です。現地の子どもを自宅で遊ばせる場合には、必ずアレルギーの有無を確認することをお勧めします。
英語で言われたので、よく理解できていなかったでは済まされません。食べるものによって命に係わるショックが起こりうることも念頭に置いておくことは大切です。
自分の子どもが知らずにお菓子を渡す場合もあるので、自分の子どもにもアレルギーのことはしっかり伝えましょう。
動物アレルギー

動物アレルギーの場合は逆に自分の子どもが遊びに行く場合に注意が必要です。オーストラリアでは動物を飼っている家庭が非常に多いです。特に犬と猫はどこにでもいます。
子どもに動物アレルギーがある場合は、お友達の家にアレルギーの対象の動物がいないか事前に確認したほうが安全です。ひどいアレルギーがあり、どうしても避けれない場合は、訪問をあきらめ自宅に来てもらうか公園で遊ぶことを提案してみるのも良いでしょう。
住まい探しの時、親子留学のホームステイを検討してる場合は、動物のいない家庭を探すのはかなり難しくなることも覚えておきましょう。
最後に
オーストラリアは、安心安全な国とは言っても、犯罪などの危険も潜んでいます。子どもに優しく、親も楽しいオーストラリア。
ひとり親でも、困っているときはサポートしてくれる人がいます。親子留学でワンオペを必要以上に心配することはないと思います。
子どもを連れてオーストラリアで生活を始める前に知っていただきたいことをまとめました。
しかし、各州で法律が異なるため、必要な情報はできるだけ、自分の住む地域の最新情報を収集することをお勧めします。