生きていくにはお金が必要です。貯金がたっぷりある人、ビジネスオーナーで自分は働かなくてよい人は、特に収入を得る手段は必要ないかもしれませんが、大半の人は生きていくために収入源が必要です。
さて、どのようにして海外で収入を得ることができるのか?
まず、頭に思い浮かぶのは、リモートワーク、ノマドワーカーです。パソコン1つあれば世界のどこでも働ける。そんな働き方に憧れますが、みんながみんなそういう働き方ができるわけではありません。
実は、私は日本では12年の経験がある薬剤師ですが、ここオーストラリアでは全く役に立ちません。薬の基本的なことがわかっていますが、経験重視のこの国では、薬局アシスタントとしても雇ってもらえません。看護師、医師も同じです。やはり命に係わる仕事なので、この国の資格が必要です。
ここでは、私の住んでいるオーストラリアで、個人的に感じた ”持ってたらよかった有利な資格と経験”を、勝手にランキングにしました。あくまでも私個人の意見ですので参考までに!
これらの資格でビザを取るのは難しいので、あくまでオーストラリアに滞在し、就労できるビザ(ワーキングホリデービザ、学生ビザ、永住権など)をもっていることを前提としてお考え下さい。
持ってたらよかった有利な資格と経験 勝手にランキング
🥇1位 美容師、理髪師
🥈2位 ネイルスト
🥉3位 マッサージ師
4位 保育士
5位 自動車整備士
6位 タイル職人/ペンキ職人
7位 庭師
8位 ドッグトリマー
9位 縫製などの経験
10位 DIYが得意または経験豊富
🥇1位 美容師、理髪師

日本人経験のある美容師は本当に必要とされています。
ワーホリビザでも、学生ビザでも現地の日系美容院で雇ってもらえる可能性が高いです。我が家に滞在していた日本人のワーホリ君も、近所のローカル美容院で働いていました。お友達や知り合いの髪をカットしておこずかい稼ぎも、簡単にできるようです。
🥈2位ネイルスト

これは、趣味でネイルができるレベルではなく、実際に日本ネイルサロンで働いていて技術がある人を指します。こちらで、オーストラリアのネイルの資格を取っている日本人は周りにたくさんいますが、集客は難しそうです。本当に高い技術を持っていれば、引く手あまた間違いなしだと思います。
美容院やマッサージショップの一角で、こじんまりとネイルをされている方もいます。美容師同様に、高い技術があれば、お友達や知り合いのネイルをして、おこずかいを稼ぐことも可能ですね。
🥉3位マッサージ師

これは、個人の感覚ですが、マッサージを自宅でされている人は高い収入を得ている気がします。マッサージはやる方も、体力的に大変だと思いますが、好きで得意であれば、収入につながるチャンスは大いにありだと思います。
特にタイ人のタイマッサージは人気の様で、短時間で効率よく稼いでいる話を聞きました。
4位 保育士

昔は、日本の保母資格をオーストラリアの資格に変えることができたようです。しかし。現在は資格をトランスファーするにも高い英語力が必要となっているので、保育所で働くことは難しいようです。ただ、個人的に日本人ママさんからの、ベビーシッターの要望はあるみたいなので、保育士資格をもってて損はないと思います。
5位 自動車整備士

整備となるとオーストラリアの資格なしでは就職するのは難しいですが、見習いとして勉強させてもらえる機会はあるかもしれないかです。車に詳しければ、自分の車の整備や、オイル交換、ブレーキパット交換などで節約できるなど利点は大いにあります。オーストラリアでは自分でやってしまう人も多いですが、日本人は車屋さんに出す人が多いので、こちらも知人のオイル交換でポケットマネー程度は見込めるかもしれません。
6位 タイル職人/ペンキ職人
これは完全に独断と偏見ですが、最近自宅をリノベーションしたりペンキを塗ったりすることが多くなってきたので、職人さんがいたらいいのにという希望が入っています。
オーストラリアの住宅は、日本の住宅と比べてバスルームの壁も、キッチンの床も、タイルを使うことが多く、内装もクロスではなくペンキが主流です。
オーストラリアの人件費はかなり高いので、費用を抑えるために自分でペンキ塗りやタイル張り替えをやる人は多いです。やはり自分でやるのは素人仕事なので、日本のプロか経験のある人にやってもらえるのは嬉しいです。オーストラリアで経験なくても、需要は大いにありそうに感じます。
7位 庭師

マンションが少ないので庭のある1軒屋が多いです。すべての人が自分の庭の手入れができるわけでないので需要はあります。庭師という専門的な技術がなくても草刈りや水やり、ガーデニングの手伝いなどできます。庭のデザインを考えたり、花壇を作ったりと知識と経験があれば、個人的に作業を請け負えることができれば、少し収入を得ることができるかもしれません。
8位 ドッグトリマー

オーストラリアでは犬を飼っている家庭は大変多いです。自宅に訪問してくれる犬の移動式シャンプーカーを、よく見かけます。
犬のシャンプーやトリミングも自宅でやっている方も多いので、経験があればお得意様もできるのではないでしょうか。
9位 縫製などの経験

オーストラリアでは、ズボンの裾上げは有料でクリーニング屋さんなどに持っていって、頼まなければなりません。日本でユニクロなどで購入したものは、無料で即裾上げしてもらえるのに慣れているので、ジーンズを買って裾上げに20ドルとか払うのが馬鹿らしく感じたり、面倒に感じるときもあります。実際、今は100ドルくらいのミシを買って自分で裾上げしています。
ミシンをつかえる人は多くないので裾上げができると喜ばれます。
また、高校の卒業式パーティで着るドレスは、わざと長く作ってあり、自分の身長合わせて必ずと言っていいほど裾上げをしなければいけません。専門で自宅で仕事をされている人が多いのですが、とても高いです。ドレスの裾上げにロックミシンをかけるだけに300ドルも払った人もいます一生に一回の卒業フォーマルパーティに着るドレスなので、皆さん高いドレスを購入し、高い値段を払ってドレスのお直しをしている現状です。ミシンなど機械は必要ですが、裾上げやお直しが得意で経験豊富であれば、収入につなげることはそれほど難しくないかもしれないという感想です。
10位 DIYが得意

DIY経験が豊富なら、便利屋さんとして多少の収入を得ことができるかもしれません。
ハンディマンと言って、なんでもこなしてしてしまう便利な人で、ちょとした棚をつけたり、簡単な家の壊われた箇所を直したりといろいろ活躍してくれる職業の人がいます。
おおがかりな仕事では、ビルダーさんのお手伝いで家を建てる人もいるようです。
中古品の売買も盛んなオーストラリアなので、中古家具の修理やペイントをしてネット上で再販することも可能です。
まとめ
今回は勝手な独断と偏見で、持っていたら良かったスキルや経験について書きました。日本に住んでいると以外に考えなかった職業もこちらでは必要とされている場合が多いです。
これから、オーストラリア滞在を考えている皆さんの参考になれば幸いです。
